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2011年の読書メーター2012/01/03 20:41:26

2011年の読書メーター
読んだ本の数:63冊
読んだページ数:19666ページ
ナイス:207ナイス
感想・レビュー:53件
月間平均冊数:5.3冊
月間平均ページ:1639ページ

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
読了日:12月19日 著者:三上 延
STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐  円環連鎖のウロボロス(2) (富士見ドラゴン・ブック)STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2) (富士見ドラゴン・ブック)
本作はアニメ放送前の書かれた作品なので、アニメの要素はない。しかし原作とも微妙に違う展開―ラジ館消失やドラマCDの要素が一部含まれている―で書かれており、その為、原作をプレイして先の展開を知っているのに先読みが出来ず、800ページ超あることに臆すること無く(シュタゲが好きだからというのもあるが)、初めて本作に触れたかのような新鮮さを伴い読み進めた。改めて本作で描かれるタイムトラベル理論が緻密に考えられたもので、これ以上考えられない位に最高のタイムトラベル作品だと言いたい。
読了日:12月14日 著者:海羽 超史郎
STEINS;GATE─シュタインズゲート─  円環連鎖のウロボロス(1) (富士見ドラゴン・ブック)STEINS;GATE─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス(1) (富士見ドラゴン・ブック)
所々ゲームともアニメとも違った描写があるものの、これはこれで新鮮。最初は分厚さに戸惑ったけど、やはりシュタゲの面白さの方が勝り、最後まで楽し。しかし2巻(最終巻)はこれの倍のページ数・・・読む時に手に持つのが大変だ。
読了日:11月28日 著者:海羽 超史郎
STEINS;GATE2  形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE2 形而上のネクローシス:Reverse (角川スニーカー文庫)
紅莉栖視点ということもあってか、作品の幅に広がりが出て新鮮な気持ちで楽しめる作品になっている。紅莉栖ファンにはもちろん、シュタゲファン、シュタゲに興味がある人たちにも太鼓判を押して進められる作品だ。
読了日:11月16日 著者:三輪 清宗
STEINS;GATE  蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)STEINS;GATE 蝶翼のダイバージェンス:Reverse (角川スニーカー文庫)
隅々まで細かく考えられて描かれていて、とても面白かった。とにかく紅莉栖好きは要チェック!!
読了日:11月12日 著者:三輪 清宗
万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿XII (角川文庫)
やっぱり面白い!!表紙と帯を見て「えっ!最後!?結婚!?」と驚かされたが、今後も続く事がすごく嬉しい。今回も莉子が冴え渡ってる!しっかし莉子も小笠原も鈍感すぎw そして表紙の莉子が素晴らしい!!
読了日:11月08日 著者:松岡 圭祐
エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)
正直なところこの終わりには不満が残る。上巻が面白くなるのに時間が掛かり、下巻になってドラマが次々に展開して何とか読み進められた。そういう意味ではやはり面白い作品だ。しかし、はっきり言って第1作目『チャイルド44』が最上であるのは間違いが無く、3部作にしたのは失敗だったと思う。とにかく本シリーズでは主人公レオが始終、様々な事柄によって苦しめられ、読者としてはそれが辛かった。一応最後には救済があることは明言するがその方法は期待外れだった。なので今後、この3部作を読もうという方は第1作目のみをお薦めする。
読了日:11月04日 著者:トム・ロブ スミス
エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)
もうホントにレオをこれ以上苦しめるなよ、と・・・。著者はレオ嫌いなの?後半数十ページでやっと一気に物語が展開し下巻へと続くのだが、何とも言えない複雑な気分で上巻読了。後半でパニンによるレオについての説明が良い感じ。
読了日:10月26日 著者:トム・ロブ スミス
今井麻美の華麗なる!?プロデューサー日記~アイマスとコスプレとゲームと~(仮)今井麻美の華麗なる!?プロデューサー日記~アイマスとコスプレとゲームと~(仮)
読了日:10月20日 著者:今井 麻美
僕は友達が少ない7 DVD付き特装版 (MF文庫J)僕は友達が少ない7 DVD付き特装版 (MF文庫J)
シリアス分がちょい多めで前巻までのぶっ飛び感がちょっと足りなかったかな。それでも残念な登場人物達が相変わらずの残念っぷりでやっぱり面白かった。
読了日:09月25日 著者:平坂 読
万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)
いつかはこういう展開が来るとは思っていたけど、見事なまでにやきもきさせられた。でもこの二人の絆は10巻かけて築かれただけあって強いなぁと。このシリーズは後味が悪いことがないのも魅力の一つで本作も良い終わりだった。次巻が楽しみ!
読了日:09月03日 著者:松岡 圭祐
REDLINE (ハヤカワ文庫JA)REDLINE (ハヤカワ文庫JA)
むしろこの本で映画をやって貰いたかったくらいノベライズ本として大成功していて面白かった。映画では描かれなかった各登場人物たちの人柄、レースへの出場理由がとても興味深く魅力的に描かれていた。映画では殆ど出番がなかったスーパーグラス星の姫様が映画よりも結構喋っていたのと映画とはかなり展開に違いがあり映画そのままの物語ではなかったのがとても印象に残っている。
読了日:08月27日 著者:牧野 修
マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)
久しぶりに著者の作品を読んだけど、やはりクランチ文体は読み難いというのが第一印象。それ以外では読み易くて面白かった。ただ今後いつまでマルドゥックシリーズを続けるのか、そしてシュピーゲルシリーズの完結巻はいつになるのかが気になる。
読了日:08月21日 著者:冲方 丁
氷姫 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)氷姫 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)
振り返ってみると「母親」というのが1つのキーワードになっているように思う。娘達を愛さない母に変わって妹の母親代わりをしたエリカ、深い業を背負った子を持つヴェーラ、ビルギット、ネッリー。DVを受けしかし家族を愛するアンナ、嫉妬深いパニッラ。シングルマザーのイェンニ。こうして挙げ連ねてみるとこんなにも母親たちが登場していたことに改めて気づいた。登場人物達は誰もがとても魅力的で人間味が感じられた。作品自体は大変面白く詠みやすかった。が、訳文が時々直訳的だったり、リズムが悪かったりでイマイチな印象を受けた。
読了日:08月08日 著者:カミラ・レックバリ
電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)
1巻同様に文章のリズムが悪くて読み辛いし日本語としてどうなのかという部分が多々ある。折角面白い登場人物たちなのにその所為で面白さが半減。あと女々さんはイイ感じ。真はなにも分かってないな。
読了日:07月28日 著者:入間 人間
ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)
ハッキリ言ってつまらない。読むのが苦痛でもなく、訳も読みやすかったが何の高揚も感動もなく読み終わった。どうしてこれで色々と賞が得られたのか理解できない。勝手に期待しておいてなんだが期待外れな作品だった。バンコクの蒸し暑さの描写は感じ取れた。ネタばれになるので名前は明かさないが"彼女"が生き残ったのは嬉しい。
読了日:07月19日 著者:パオロ・バチガルピ
僕は友達が少ない 6 (MF文庫 J)僕は友達が少ない 6 (MF文庫 J)
ギャップ萌えというのか、夜空のへそ出しルックでの動揺っぷりが可愛かった。まぁアレだ。なんだかんだでコイツ等既に立派なリア充だろ!う・・・羨ましいなんて思ってないんだからねっ!!(今になって特装版を探してみたものの時既に遅し・・・。)
読了日:07月14日 著者:平坂読
僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)
てっきりその方向で行くのかと思っていたキャラが180度方向転換(?)してきたのでビックリした。ブラックドラゴンのシーンは1回目と8回目が共にキャラのギャップが楽しめ素晴らしかった。8回目の挿絵はヤバ過ぎw 搭乗1回目は大部分がアニメでピー音になりそう。
読了日:07月13日 著者:平坂 読
僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)僕は友達が少ない 4 (MF文庫J)
大丈夫かコレ?www しっかしまさか美少女キャラに屁をこかせるとは・・・。たまに女の子っ!になる夜空が可愛い。そして星奈と理科が残念すぎる。でも可愛いんだな!
読了日:07月11日 著者:平坂 読
ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)
各章(1,2,3...)ごとに人物視点がコロコロと変わるためどの登場人物に対しても感情移入が出来なかった。どうやら世界規模で食物に疫病が蔓延している、日本ではねじまき=人造人間?が造られていて、その存在がタイでは忌み嫌われているらしいがそれ以上のことがよく解らない。充分な世界観の説明がされないままに物語が展開するので、端々から読み取れる情報からでしか世界観を理解できず置いてけぼり感が強い。また上巻ではあまり緩急なくだらだらと話が進むので読むのが辛くなる。終盤ではやっと物語が加速し出したようだが・・・。
読了日:07月10日 著者:パオロ・バチガルピ
僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)
最後の挿絵が素晴らしかった。しっかしこの作品は水着回が多い。天馬さんもといペガサスさんイイキャラしてる。執事さんもちょっとネジ飛んでる。ってか全キャラぶっ飛び過ぎw
読了日:07月10日 著者:平坂 読
僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)
相変わらず登場人物達がイタイw 新たに登場した理科のイッちゃってるっぷりや普段は邪気眼で素に戻ると「あんちゃん」といった砕けた喋りになる妹も面白い。シスターも素直すぎ。ってかこいつらもう友達じゃん。星奈は泣かされすぎw
読了日:07月07日 著者:平坂 読
僕は友達が少ない (MF文庫J)僕は友達が少ない (MF文庫J)
面白かった。「ハーフ」という言葉が大嫌いで読む気にならなかったのだが、実際に読んでみたらそのことよりも登場人物達の言動が面白くて笑えた。ところでエ○ゲーシーンはアニメでどう表現するつもりなんだろう。あともうリア充かよwww
読了日:07月06日 著者:平坂 読
オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)
ラノベだからとか巨乳っ子がいるからたぶん軽いノリのゾンビ物かと思いきや意外とハードな描写で読み応えもあり面白かった。
読了日:06月30日 著者:大樹 連司
万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)
今回も色んな豆知識がいっぱい詰め込まれていて面白かった。またこのシリーズの登場人物たちは誰もが芯があるようにしっかりと描写されているのも魅力の一つだと思う。そして次回は再び現代に戻り新たな事件と謎へ。楽しみ!
読了日:06月28日 著者:松岡 圭祐
逃亡のガルヴェストン (ハヤカワ・ミステリ)逃亡のガルヴェストン (ハヤカワ・ミステリ)
読了・・・。今感じているこの気持ちを言葉に表せない。淡々としながらもしっかりとした情景、人物描写。他の登場人物もだが何より主人公ロイとロッキー、ティファニーがなんともリアルで彼・彼女らの魅力に惹き込まれた。そして迎えるあのラストの流れは衝撃、絶望と共に一縷の救済を与えてくれるのだが、それでも後味の悪さが胸に残った。あとほんの少しだけ明るい展望が描かれていたらもっと良くなっていたと思う。
読了日:06月26日 著者:ニック・ピゾラット,東野 さやか
電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男 (電撃文庫)
女々さんが可愛い。・・・で、作品自体はというとどうにも文章のテンポが捉え辛かった。会話のキレはやはり『化物語』シリーズの方がある。
読了日:06月23日 著者:入間 人間
殺す手紙〔ハヤカワ・ミステリ1840〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリー)殺す手紙〔ハヤカワ・ミステリ1840〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリー)
いやはや、まさかのどんでん返しと真相にビックリしたと共に、ドキドキの連続でページを捲る手が止まらなかった。思い返してみれば色々と引っかかる部分があったのが真相を知って納得がいった。とにかくお薦めの一作。
読了日:06月19日 著者:ポール・アルテ
おっぱいとトラクター (集英社文庫)おっぱいとトラクター (集英社文庫)
笑いとユーモアがたっぷりと軽快なテンポで描かれていて、でもニコライ家の歴史と祖国ウクライナを描いたページは辛辣な描写もあったりして読み応えがあるとても面白い作品だった。訳も大変読みやすかったのがまた良かった。
読了日:06月16日 著者:マリーナ・レヴィツカ
Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)
結末を読むのが待ちきれずに一気読みした。この作品があの『Fate/stay night』の前日譚であることは第一巻を読む前から解っていたので結末に救いが無いことは解っていたが、まさかここまで救いが無いとは思わず読んでいて辛い場面の連続だった(ある意味本著の登場人物の中で一番良い結末を迎えたのはウェイバー&ライダー組じゃないかな)。しかし、この結末の数年後に『stay night』の未来と結末があるのだと思えば幾らかは救われる。
読了日:06月12日 著者:虚淵 玄,武内 崇
湯の宿の女 新装版 (角川文庫)湯の宿の女 新装版 (角川文庫)
生の女性が描かれている。もちろん女性達以外の人物達もとても生々しく繊細に、しかし形を持って描かれているのだが、やはり主題材となっている女性達の描写がなんとも素晴らしい。時に可愛らしく時に狂気に、そして哀しげに描かれる女性達。どの話も大変面白かった。
読了日:06月08日 著者:平岩 弓枝
虹の彼方に(下) 機動戦士ガンダムUC(10) (角川文庫)虹の彼方に(下) 機動戦士ガンダムUC(10) (角川文庫)
バナージが我を己の肉に戻してオードリー達が待つ場所へと帰るという意味ではハッピーエンドだと思う反面、この先の未来に『∀』の時代が待っていると思うと切なくなる。ちなみに『∀』の小説版を書いたのも同じ著者だが、だから『∀』との関連を描いたのかなと思った。
読了日:05月28日 著者:福井 晴敏
Fate/Zero(5)闇の胎動 (星海社文庫)Fate/Zero(5)闇の胎動 (星海社文庫)
怒濤の展開の連続で物語は一気に佳境へ!!とにかく先が気になってしょうが無くて、ここまできたら最後まで見届けるしかないくらい面白い!あぁアイリはどうなっちゃんだ!?
読了日:05月23日 著者:虚淵 玄,武内 崇
晩年 (新潮文庫)晩年 (新潮文庫)
『女生徒』の方が面白かった。ただこれを当時まだ20台前半に書いたというのは驚く。
読了日:05月21日 著者:太宰 治
異世界の聖機師物語 (富士見ファンタジア文庫)異世界の聖機師物語 (富士見ファンタジア文庫)
今アニマックスでやっている放送が終わる前に読まないと、この本も積読本になりそうだったので読んだが面白かった。アニメでのドタバタ回と同じものをやっているだけなので、作品世界の核心に触れるかなと期待して読むと期待はずれ。しかしキャラの特徴は良く掴んでいると思う。
読了日:05月03日 著者:和田 篤志
花物語 (講談社BOX)花物語 (講談社BOX)
神原可愛い!いやぁ途中ダレそうになった所もあったが面白かった。何より神原の左腕が解決したことに安心。こうやって巻ごとにヒロインたちに纏わる怪異に決着を付けていくのだろうけれど次回のなでこの場合はすでに解決していると思ったのだが、どういう展開が待っているのか楽しみ。あと暦はイイトコ取りし過ぎ(笑)
読了日:04月30日 著者:西尾 維新
万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)
過去に何度もルーブルには行ったこともあり「モナ・リザ」も目にしたことがあったが私の記憶ではとても印象が薄く、何の感慨も覚えないので本書(世間一般に於いてもだが)でなぜそこまで「モナ・リザ」を誉め讃えられるのかが理解に苦しんだ。それ以外では相変わらずの読みやすさ、テンポの良さ、そして謎解き(読者は傍観者でしかないが)の瞬間がワクワクさせてくれて面白かった。この巻でいよいよ莉子と悠斗との関係にも変化が生じ今後がより楽しみになってきた。それにしても初心な莉子が何とも可愛くてキュンとしてしまった。
読了日:04月28日 著者:松岡 圭祐
図書館戦争  図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)
単行本で既に読了済みなので未収録作品と文庫版あとがき、対談を読んだ。しかし未収録作品は既にDVDの限定版小冊子で読んでいたことに作品を読んだ後あとがきを読んで思い出した。
読了日:04月24日 著者:有川 浩
図書館内乱  図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (角川文庫)
こちらも単行本で既に読了済みなので未収録作品、文庫版あとがき、対談のみを読んだ。今回の未収録は最新書き下ろしとのことでまさかまた読めるとは思ってもいなかったので楽しく読ませてもらった。
読了日:04月24日 著者:有川 浩
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
本著はヒロインの栞子が持つ本に関する膨大な知識を駆使してさまざまな本に纏わる事件を解決するという短編なのだが、この栞子(読書狂)が『万能鑑定士Qの事件簿』の凛田莉子とダブる。それはさておき、本に関すること意外ではしどろもどろになってすぐに顔を真っ赤にしてしまう栞子が可愛い。ただし基本的に作品内を動き回るのは栞子でなく大輔で莉子の様に栞子自身が動くものと思っていたのでそこは期待外れ。本著には古書に纏わる謎しか期待して無かったので栞子と大輔の恋愛要素は無くてもよかった。でもこんな古書店があったら是非通いたい。
読了日:04月23日 著者:三上 延
Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)
いやぁなかなかえげつない展開の連続だなぁ。まさかソラウまでああなるなんて・・・。これぞ噂の虚淵流か。正直セイバーの潔癖さには少々辟易するときがあるけど今回の展開で今後の切嗣との関係が大いに気になるところ。
読了日:04月19日 著者:虚淵 玄,武内 崇
女生徒 (角川文庫)女生徒 (角川文庫)
『人間失格・桜桃』を読んで全く面白くなかったので太宰は遠ざけていたのだがとある紹介文を読んで興味を持ち本著を読んでみたら意外や意外、なかなかに面白くて驚いた。収録作品はどれも女性を主人公にして彼女たちからの視点で描かれているわけだが、彼女たちの内面、葛藤等々の描写が秀逸でしかも古臭い日本語にも関わらずにすら々々と読み進められた。一方読んでいる自分は男であるわけで、その為に果たしてここに描かれている女性像は正しいのかはたまた男による勝手な女性像なのかが気になった。女性読者の感想がとても気になる。
読了日:04月14日 著者:太宰 治
コップクラフト 3 (ガガガ文庫)コップクラフト 3 (ガガガ文庫)
読了日:04月12日 著者:賀東 招二
コップクラフト2 (ガガガ文庫)コップクラフト2 (ガガガ文庫)
読了日:04月08日 著者:賀東 招二
オルタード・カーボン(下)オルタード・カーボン(下)
読了日:04月07日 著者:リチャード・モーガン
虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)
迂闊にもとあるキャラについてのネタバレを読んでしまってからどういう結末が待っているかは覚悟していたものの辛い物は辛く心が喪失感で一杯になった。リディは許せないがしかし自らが犯した罪を自覚し涙を流したことで憎悪を覚えるまでには至らない。「―お父さん。困らせないで。」この台詞に全部持って行かれた。この作品には何度も心を揺さぶられる。せめて光と希望と可能性に溢れた終わりがあることを願って次巻、最終巻を待つ。
読了日:03月29日 著者:福井 晴敏
コップクラフト (ガガガ文庫)コップクラフト (ガガガ文庫)
読了日:03月27日 著者:賀東 招二
Fate/Zero(3) 王たちの狂宴 (星海社文庫)Fate/Zero(3) 王たちの狂宴 (星海社文庫)
今回は何よりもイスカンダル王アレクサンドロス大王の宝具解放シーンが心躍った。これが映像化されたら一体どれほどの迫力を持って昂揚感をもたらしてくれるのかが楽しみでならない。切嗣にズタズタにされたケイネスは元々の性格の悪さを考えると許嫁に裏切られても別段同情は覚えず、しかし今後ソラウがどう聖杯戦争に関わってくるのかは気になる。アイリスフィールが綺礼に捕まった時は肝が冷えた。物語の加速は止まらずやはり次巻が待ち遠しい。
読了日:03月22日 著者:虚淵 玄,武内 崇
人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)
読了日:03月20日 著者:田中 ロミオ
星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)
やはり自分にはハードSFは性に合わないことがよく分かった。それでも、確かにチャーリーの正体は知りたいという欲求の元何とか読み終えられた。そしてエピローグ、ラスト一行には何とも言えない昂揚感を覚えた。本作にはこのあと本作に直結して続く続編2作とハント・ダンチェッカーの冒険を描いた作品が1作(上・下)あるようだが、個人的には本作はそれだけでしっかりと完結しており大変満足しているので結構。ガニメアンの謎も面白いが謎は謎のままでも良いし、それに冒頭にも挙げたが正直ハード系は当分こりごりだ。
読了日:03月18日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2 (ガガガ文庫)ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2 (ガガガ文庫)
読了日:03月17日 著者:深見 真
万能鑑定士Qの事件簿VIII      (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VIII     (角川文庫)
「あんぱんまーん」に全部持って行かれた!まさか最後にここまで笑い転がされるとは。今作は結愛というお笑いキャラがいたことも手伝ってか、笑いの要素が多かった。さて、どんな難解な問題にも果敢に勇気と正義心を持って挑むその姿はやはりこの作品は日本版"ナンシー・ドルー"だ。しかしそれが嫌みったらしくなく、逆に彼女の魅力に惹かれている。人死にが無いのもまた本シリーズの魅力で、嫌な読後感が無いのが良い。まだまだ凛田莉子の活躍を読み足りないので、これからも長生きをして欲しい作品だ。
読了日:03月07日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)
読了日:03月04日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)
ホント作者はよく調べてるなぁと感心するくらいの雑学満載。勉強になります。そして恒例の芸能人がモデルキャラ。莉子同様に豪邸での鑑定シーンは読んでいても飽きてくる。莉子と読者の同調を狙ったとしたらお見事。
読了日:02月24日 著者:松岡 圭祐
ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック (ガガガ文庫)ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック (ガガガ文庫)
誤解を受けかねないがヒロインの拷問場面がとても気になり、そこへ織田nonさんのイラストとあってはファンとして外せない。拷問場面は絵になっていない分以外と残酷なことに驚いた。最近のラノベ事情には詳しくないが性や暴力の描写が強く、また現代のアイテムや組織形態を巧くファンタジー世界に溶け込ませているのが逆に新鮮で面白かった。本作は主人公の視点を主体しているが、今後は他のキャラの視点でも読みたい。気になったのは主人公の年齢。ラノベ読者層を意識しての設定だろうが、作品の性質や内容を考えたら20代でもよかったのでは?
読了日:02月20日 著者:深見 真
Fate/Zero(2) 英霊参集 (星海社文庫)Fate/Zero(2) 英霊参集 (星海社文庫)
前巻に劣らずキャスター側の描写は胸糞悪い。これをアニメ化するらしいが一体どうやってこのキャラクター二人を描くつもりなんだ?それ以外では、読み応えのある戦闘描写と愛嬌のあるライダーが面白い。
読了日:02月18日 著者:虚淵 玄,武内 崇
少女地獄 (角川文庫)少女地獄 (角川文庫)
読了日:02月09日 著者:夢野 久作
ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)
相変わらず面白かったが、原作コミック6巻~9巻までのロベルタ編Part2をまだ途中までしか読んでいない為に話の繋がりが分かり難いところがあった。前作のように『ブラック・ラグーン』でありながら虚淵作品として読むことが出来たことが魅力だったので少し残念。しかしドラマパートもさることながら、アクションシーンの爽快感は読んでいてワクワクした。いつまで続くのか知らないが続刊があれば是非読みたい。
読了日:02月07日 著者:虚淵 玄
宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)
どうしたらこうも説得力を持ち破綻もなく、そして読む者に訴えかけてくる物語を書けるのか。「責任」「未来」といった言葉が胸に強く残り、読者自信が持つ「可能性という名の内なる神」を知覚させる。また、ジンネマンの涙の場面は胸を打つものがあり涙腺が緩む。ジンネマンとマリーダには幸せな未来があると思いたいし願って止まない。物語もついにクライマックスへと突入し気が抜けない。心から続刊が待ち遠しい。
読了日:02月02日 著者:福井 晴敏
ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)
虚淵氏の銃撃ちモノは本作が初めてだけど、しっかりと『ブラック・ラグーン』になっている。無駄なページは無いしラノベにありきたりな稚拙で厨二的文章ではなくしっかりと「小説」として成り立っていて凄く面白かった。しかも挿絵は原作者本人ということで、レヴィの女王様絵も見れて大満足。バラライカの過去も垣間見られたり、張やファルコンのコミックな部も良かった。何よりファルコンの忍法『映し身の術』には吹き出してしまった。
読了日:01月30日 著者:虚淵 玄
Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫)
虚淵作品を読むのはこれが初めてだが、なかなか読み応えがあり『Fate』初心者でも問題なく作品に入り込めた。次巻も楽しみだ。雨正の部分は読んでいて気持ち悪かったなぁ。表紙と扉絵(背景絵)以外にはキャラ絵も挿絵もブックカバーを掛ければ外でも気楽に読めるのも良かった。
読了日:01月23日 著者:虚淵 玄,武内 崇
傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
暦と忍の掛け合いはとても大好きで面白かったし真宵の成人版の登場には喜んだ。が、それ以外ではどうも稚拙な印象があり他のラノベとは一線を画す作品と思ってたのが、今作では普通の「ラノベ」に成り下がっていた。軽快な掛け合いとメタがこのシリーズの特徴だけど頻繁にでてくるアニメネタと共に今回は些か鼻につく。作者の自己満足で書かれている印象もあり、正直第1巻程の読み応えがなく惰性で続いているようにも見受けられる。次巻も楽しみではあるものの、作品の質が落ちていないことが心配だ。
読了日:01月21日 著者:西尾 維新
鹿鳴館 (新潮文庫)鹿鳴館 (新潮文庫)
漫画『青い花』の影響で。どの作品も言葉遣いは古めかしくて一見読み辛いかと思ったのだが、思いの外にスラスラと読むことが出来た。戯曲と言うよりも小説のように読めたのには、やはり台詞そのものにドラマがしっかりと描写されて、読んでいると難なく頭の中で場面描写が出来たことが要因だろう。この本の印象はとにかく「女」。どの作品も「女」の情愛、嫉妬といった内面が色濃く描かれており大変興味深かった。もしこれらの作品が現代で上演されることがあれば観てみたいが、一方でイメージを壊したくないので観たく無いかも。
読了日:01月17日 著者:三島 由紀夫

2011年に読んだ本まとめ
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